内藤剛志さん × 愛須康之社長 特別対談
俳優
内藤 剛志さん
内藤 剛志さん
セグエグループ代表取締役社長
愛須 康之
愛須 康之
"正義の心"を社会に伝える内藤剛志さんと
社会インフラを守るセグエグループの出会いと語らい
セグエグループ / ジェイズ・コミュニケーションのイメージキャラクターに就任された、俳優の内藤剛志さん。内藤さんには市民の安全を守り社会を支える刑事役について、セグエグループ愛須康之社長にはサイバーセキュリティとネットワークインフラの事業について、それぞれの想いを語っていただきました。
劇中でも描かれるセキュリティリスク
内藤さんとセグエグループが今、できること

内藤さん、本日は私たちセグエグループの本社オフィスへお越しいただきありがとうございます。
- 内藤剛志さん(以下、内藤)
- お招きいただき光栄です。よろしくお願いいたします。
愛須は大阪出身で大阪で創業したのですが、内藤さんも大阪のご出身なんですよね。
- 内藤
- そうなんです。僕は大阪の天満というところで生まれ育ちまして。
18 歳までいましたので、人も街も凄く好きですね。自分の性格もかなり大阪寄りだと思います。今は標準語で喋ってますけど、普段はめっちゃ関西弁ですよ(笑)。
内藤さんといえば「刑事役」の印象が強いですが、刑事といえば市民を守ったり社会を支えたりといったイメージがありますよね。そういった役を演じる上で、普段から意識されていることはありますか?
- 内藤
- 僕たち役者は、台本に書かれたセリフを喋ります。僕が考えた言葉を喋っているわけではないんですね。
ところがです。僕は今 67 歳なんですが、上手くセリフを喋るというより、僕自身が見られているという感覚が強いんです。内藤剛志という人がどういう人なのか、見透かされているような。
普段から、そのような意識をお持ちなのでしょうか?
- 内藤
- 意識はしますね。僕は『水戸黄門』の風車の弥七や、『科捜研の女』の土門という役をやっていますけど、ある時他のドラマで犯人役のオファーが来たんです。結論から言うと、その役はお断りしました。弥七や土門を見てファンになってくださった方を、ガッカリさせてしまうんじゃないかと思ったんです。
やはり、どこかで自分の中の正義を大切にしようという意識がありますね。
それを重圧であったり、重荷に感じることはありませんか?
- 内藤
- 僕にとっては普通に生きているだけなので、特に重荷に感じることはないですね。
『家なき子』では酷いお父さん役をやったりもしていますが、それでも周囲の方々が「刑事役なら内藤だ」と言ってくださるのは、僕に正義感が強いといったイメージがあるからだと思っています。

- 愛須康之社長(以下、愛須)
- 当社はネットワーク製品の提供などを事業にしているのですが、ドラマの中でも、インターネットや IT を捜査に活用するシーンがありますよね。
- 内藤
- そうですね。今やっているドラマでも、作中で「侵入者が海外サーバーを経由しており、IP アドレスが特定不能」のようなセリフがあります。刑事ドラマですから、犯人は必ず捕まるんですけどね(笑)。
世の中には悪い人っていますよね。セキュリティが強くなればなるほどそれをかいくぐろうとする、ゲーム感覚のハッカーですとか。
- 愛須
- 技術力を認められたいという承認欲求が大きいですね。
それと、やはり情報がお金になるという事情はあります。アンダーグラウンドのダークウェブでは、何十万人もの個人情報が売買されたりしています。そして、そのような情報を不正に取得するためのハッキングツール等も取引されています。
- 内藤
- それを防ぐことは可能なんですか?
- 愛須
- はい。インターネットに繋がないことが一番ですが、そういうわけにもいかないですよね。そこで、セキュリティ対策が重要なんです。
- 内藤
- どんな世界でも、必ず悪い人はいるんですよね。悪事は絶対バレるぞ、お天道様は見てるぞってことを、刑事ドラマを通して伝えられたら嬉しいです。

サイバー攻撃の脅威が絶えない世界――
人を想い合い、正しく生きれば社会はきっと良くなる
愛須社長、会社設立の経緯や想いなどをお話しいただけますでしょうか?
- 愛須
- 当社の設立は 1995 年、今年で 28 期目に入ります。1990 年代後半、ライブドアや楽天などの IT企業がどんどん大きくなる中で、セキュリティを軸に地道に成長してきました。
総務省のマイナンバー制度開始から 7 年ほどが経過しましたが、現在日本全国で約 1800 中 200 を超える自治体に弊社のインターネット分離ソリューションRevoWorksをご利用いただいています。
- 内藤
- 素晴らしい。絶対に漏れてはいけない情報ですもんね。

- 愛須
- お客様は、より高度なセキュリティやサポートを求めています。特に今年、ロシアのウクライナ侵攻以来、サイバー攻撃の数が大きく増加しました。
例えば防衛省も、内部のセキュリティは非常に強固ですが、取引先が甘いとダメなんです。セキュリティ対策は自社だけの問題ではないんですね。
そのような事情もあり、今後セキュリティを強化する企業が増えてくると思います。
- 内藤
- 今や企業も自治体も、セキュリティ強化は必須ですよね。
- 愛須
- もし今後、国対国でサイバー攻撃、サイバーテロや、サイバー空間での情報窃取合戦のようなことが起これば、日本もどうなるかわかりませんからね。
- 内藤
- 本当にそうですよね。ハッキングされてミサイルのスイッチを遠隔で押されたりしたら、物凄く怖いですし。
- 愛須
- そうですね。防衛関係の情報は、盗まれると敵からのリアルな攻撃に繋がってしまいますから。ロシアによるウクライナ侵攻でも、情報戦の重要性は際立っています。
- 内藤
- サイバー攻撃って、難しいんですか?
- 愛須
- 多少の技術があれば、例えばツールを使って海外のサーバーを踏み台にして、日本に攻撃を仕掛けるようなことは簡単にできてしまいますね。
実は、我々もサイバー攻撃用のツールを販売しています。攻撃ツールがないと脆弱性を事前に発見できず、いざ攻撃を受けた時に守れないからです。もちろん、商品の特性上、販売には細心の注意を払っています。
- 内藤
- 事前に脆弱性をなくすことはできないんですか?
- 愛須
- システム納入時に脆弱性をなくせたとしても、次の瞬間から攻撃手法が進化して新たな脅威がでてきます。システム側もOS等のバージョンを更新していきますが更新のたびに脆弱性テストをおこなうと費用も大きくかかってきますので、脆弱性をなくすことは難しいですね。
- 内藤
- なるほど。最初から完璧なものを作るのは難しいですもんね。スマホだって、常にアップデートを繰り返していますし。
攻撃を仕掛けてくる悪人は必ずいますし、自分で守るしかないですね。
対談の最後に、何かメッセージはありますか?

- 内藤
- 普段どうやって役作りをしてるのかとよく聞かれるんですが、そんなに難しいことじゃなくて。例えば、土門って人は何を考えてるんだろうなと、想像を巡らせるんです。
それは普段の生活でも同じで、(目の前のスタッフに目配せし)例えば今あなたがどんな想いでそこに立っていらっしゃるんだろうなって考えると、関係はちょっと良くなりませんか?
一瞬でも相手の立場を想像することができれば、社会ってもっと良くなるんじゃないかと思うんです。すべては人と人との繋がりですから。
僕はドラマを通して、「正しく生きよう」というメッセージを伝えていきたいです。結局大事なのは、間違ったことをせず、人として正しく生きることだと思いますから。
- 愛須
- 私どもも信頼感・安心感抜群で刑事役の代表のような内藤さんにイメージキャラクターになっていただき、非常に心強いです。
本日は本当にありがとうございました。
- 内藤
- ありがとうございました。
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