IT、IoT、OT、IoMTのIPデバイス可視化を提供するForescout Technologies社と販売代理店契約を締結




 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(以下 ジェイズ・コミュニケーション、東京本社:東京都中央区新川、代表取締役社長:愛須 康之)は、Forescout Technologies Inc.(以下 Forescout、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、CEO:Wael Mohamed)と販売代理店契約を締結し、2022年8月より販売を開始します。

 近年の公設、私設で拡大し続けるネットワークはIPカメラやセンサー、PLC※1等多様なIP機器が接続され、かつITとOT※2、IoTとクラウドが混在しています。しかしながら、社内ネットワークに接続する持込PCやIoTデバイス、業界特有のOT機器は管理が難しくセキュリティホールとなりがちです。とりわけ製造業におけるOTネットワークや医療システムはサイバー攻撃に対して脆弱となっており、国内外においてセキュリティ事故が多数報道されています。Forescoutは、管理されていないデバイス、エージェントをインストールできないデバイスの可視化を基盤技術として多様な対応策を提供することにより企業セキュリティを強化します。


 ジェイズ・コミュニケーションは、Forescoutの統合セキュリティソリューションであるForescoutプラットフォームを提供します。Forescoutプラットフォームは、eyeSightによるデバイス可視化をベースに、eyeControl、eyeInspect、eyeSegment、eyeExtendの各モジュールで構成され、相互連携と統合管理が可能です。お客様の個別環境、個別デバイスに即したセキュリティ機能を付加することで、IoT、BYODを含む企業ネットワークセキュリティ全般をカバーする強力な統合セキュリティ管理を提供します。

 eyeSightは、企業ネットワークに接続される全てのIPデバイスの可視化、識別を、エージェントレスかつリアルタイムに行います。

 eyeControlは、デバイスの識別情報によりWindowsのパッチやウイルス対策ソフトのパターンファイルをチェックし、ユーザをWSUSやウイルス対策ソフトのパッチ配信サーバへ誘導し、PCの健全性が有効になった状態でネットワークへの接続を許可します。企業ネットワークのセキュリティポリシー運用や様々な端末が存在する学校ネットワークのセキュリティ強化に有効です。

 eyeInspect(旧Silent Defense)は、産業用ネットワークプロトコルとベースライン資産のディープパケットインスペクションを通じてデバイスを可視化します。OT固有の脅威インジケータと強力な異常検出機能でOTネットワークのサイバー攻撃にたいする耐障害性を高めます。

 eyeSegmentは、IPアドレスをもとにデバイスやアプリケーション、ユーザ、サービスを分類し、効果的な論理セグメンテーションポリシーを設計、作成して、自動的に実施します。重要データに対するアクセスをセグメンテーションで制御することにより、サイバー攻撃のリスクを低減します。

 eyeExtendは、多くの既存サードパーティセキュリティツールとの連携により、デバイスの詳細情報をトリガーとしてセキュリティワークフローの自動化やポリシー適用が可能です。リスクと脅威を自動的に解決するオーケストレーションで、企業のセキュリティ体制の水準を引き上げます。

 ジェイズ・コミュニケーションは、従来より販売している各メーカー製品(MIST、Rapid7、SkyboxやEDR、NGFW、SIEM等)とForescoutとの連携により、企業の様々な環境に即した付加価値の高いセキュリティ対策を提案します。

 ※1 PLC:Programmable Logic Controller、主に製造業の装置などの制御に使われるコントローラ
 ※2 OT:Operational Technology、交通手段やライフラインといった社会インフラを最適に動かすための制御、運用技術