Active Directory はMicrosoft社が提供する組織内のコンピューターやユーザーを集中的に管理できる仕組みです。ドメインというくくりで、ユーザーやデバイスの認証、権限管理によるリソースへのアクセス制御、グループポリシーでのユーザーやデバイスの制御を、集中的に行います。
Active DirectoryはWindows2000から搭載され、Windowsを利用している一定規模以上の組織で使っていない企業がないほど浸透しています(Fortune 1000 では90%以上)。
昨今、日本でも多くの企業がサイバー攻撃(特にランサムウェア)の被害に遭っています。サイバー攻撃では、Active Directoryが狙われるケースがあります。PCを乗っ取られた後のラテラルムーブメントでActive Directoryの権限管理を操作され、ネットワークワイドの大規模な被害を受ける事例が多発しています。
Tenable.adは、Active Directoryインフラストラクチャを守ることで、企業ネットワークを標的としたサイバー攻撃を阻止することを目的とした、透過的で時間効率の高いソリューションです。 脅威インテリジェンスと機械学習機能に基づいて構築され、エージェントレスでの展開が可能です。Active Directory内部パラメーター、オブジェクト、およびプロセスを常時監視してセキュリティギャップを発見するとともに、進行中の攻撃を検出します。Active Directoryのセキュリティ上の問題をランサムウェアが拡散する前に特定することで、リスク回避が容易になります。
Active Directoryは重要資産であり停止することや隔離ができないため、攻撃検知ではなくセキュリティリスクの軽減が重要です。以下のような環境でActive Directory保護が強く推奨されます。
Tenable.adは攻撃経路を遮断して攻撃者が⾜掛かりを作れないようにし、⾜掛かりを作っても次のステップに進めないようにします。ラテラルモーブメントを検知するにはEDRでPCを監視するかActive Directoryの動作を監視するしかなく、多くは攻撃が始まってからの対策となります。Tenable.adは、Active Directoryそのものの保護を提供する他に類を見ないユニークな製品です。
Tenable.adの運用は、セキュリティエキスパートによるサポートが有効と考えられます。ジェイズ・コミュニケーションはセグエセキュリティ社と連携して以下のサービスを提供します。