MXシリーズはユニバーサルSDNゲートウェイ(USG)として機能し、物理ネットワークと仮想ネットワークをシームレスに接続します。各種SDNコントローラで採用されているVXLAN、MPLSoverGRE、NVGRE、EVPNなどのトンネリングプロトコルやOVSDB、BGPなどのコントロールプレーンプロトコルに対応し、L2、L3、SDN-to-WAN、SDN-to-SDNと各種のゲートウェイ機能をサポートすることにより、既存のネットワーク資産を有効利用しながら、迅速にSDNへの移行を実現できます。
業界屈指のシステム容量、密度、セキュリティ、パフォーマンスを、他社の追随を許さないシステム寿命と共に提供する、SDN対応ルーティングプラットフォームの強力なポートフォリオです。
MXシリーズは、クラウド時代のサービスプロバイダ、クラウド事業者、および企業にとって、デジタル変革の鍵となるものです。
MXシリーズは5Gネットワーク環境において、VNFからのアプリケーショントラフィックコントロールや、サービスチェインのアンカーポイントの役割を担うことができます。また、ネットワークスライシング、ノードスライシングによるマルチテナント、マルチサービスやハードウェアベースのCPUアクセラレーションを担う事も可能です。
5Gモバイルネットワーク環境においても様々な利点があります。
まず、LTE-A / 5G
NRのフェーズタイミングサポートをサポートしておりますので、4G LTE /
5G 通信機器の外部クロックソースは必要ありません。10G /
100Gの高密度、広帯域でコアネットワークへデータを転送したり、ハブサイトの仮想インフラストラクチャへのSDNゲートウェイ-SDNvRouter(Contrail)、Distributed
SecGW(vSRX)、さらにMECサーバとアプリケーションへリンクすることにより、自動化による運用コストの削減、サービスTTMの改善を図ります。また、パフォーマンスに影響しない(高スループット/遅延のない)インラインデータプレーンセキュリティ(IPSec
/ MACsec)を実現します。
MXシリーズは、
SRXシリーズやEXシリーズ/QFXシリーズと組み合わせて、悪意のあるトラフィックをリアルタイムに評価して、ネットワーク全体での可視化、セキュリティポリシーを適用して、ブロックするSecIntelを利用できます。
MXシリーズ単体でも、Juniper Threat Defense
Director(TDD)をご利用いただくことにより、最大40Tbpsまでのトラフィックに対して数秒以内にDDoS対策が完了します。